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ファミコン「不如帰(ほととぎす)」攻略2~戦略編

不如帰攻略第二弾として、各フェーズを解説します。

【経略-概要】
お金がないと何もできないので石高を上げて収入を増やす経略は大事です。他のゲームではあまり内政をやらない私ですがこのゲームではやります。自国への経略の場合は武将の能力に関係なく1金あたり石高が1上がりますが、16金以上だとあまり上がらなくなるので、1国あたり15金が基本です。ただ、国ごとに石高の上限があります。石高の上限は伊豆・伊東情報館という攻略サイトに載っています。武将がいる国かその隣国にしか経略はできません。

【経略-計算式】
金額と石高の上昇値の関係は、例えば、15金→15、45金→30、105金→45、225金→60、465金→75、945金→90、1905金→105、3825金→120となります。

詳しくは以下の通りです。
1~15金→金額=石高の上昇値
16~45金→15金を超える分の効果は1/2
46~105金→45金を超える分の効果は1/4
106~225金→105金を超える分の効果は1/8
226~465金→225金を超える分の効果は1/16
466~945金→465金を超える分の効果は1/32
946~1905金→945金を超える分の効果は1/64
1906~3825金→1905金を超える分の効果は1/128
3826金以上→3825金を超える分の効果は1/256
※小数点以下は切り捨て

【経略-敵国からの経略】
隣の敵国から経略をされると石高が下がります。経略のフェーズにセレクトボタンで自分の国を調べると右下に敵国から経略されている金額が表示されます(下の画像で言うと敵国からの経略が10金、自分の経略が1金)。ただ、ゼロの時でも石高が減ることがあるので、自分の後に相手のターンが回ってきて経略をされることがあると思われます。
石高の減り具合は、金額からその国にいる武将の政治力の合計を差し引いた後、前述の計算式で決まります。
例えば、28金かけられた政治7の武将と6の武将がいる国の場合は、28-7-6=15で石高が15下がるので、経略を15金しておけば相殺されて石高が下がりません。

【経略-敵国への経略】
隣の敵国に経略すれば石高を減らせます。効果の考え方は前述の計算式の通りです。いずれ自分の国になるのに石高を下げるのはもったいないので私はあまりやりません。ただ、今川でやる時だけは野戦の強い徳川に対して経略をしかけて敵兵を減らしてから戦います。

【税収】
税収=石高(※)+重税分-兵士数×2-俸禄です。
※豊作なら石高の2倍、凶作なら石高の半分。重税して一揆が起きるとゼロ。
重税分は一揆が起きなければ、重税レベル(1~6)×4、一揆が起きると重税レベル×2です。
また、一揆が起きると重税レベルと同じ数値だけ石高が下がります。兵士数×2や俸禄が払えないと兵士数が減ったり武将が野に下ったりします。兵士数×2は初期の徳川のように降伏していると兵士数×3になるようです。
最初の数年間は毎年重税して一揆が起きたらリセットし、国が増えてくると一揆のリスクが高いのと十分な収入があるので重税をやめるプレイヤーが多いと思いますが、重税なしでもどの大名でもクリア可能です。私は重税禁止、リセット禁止の方が面白いと思います。

【移動】
武将を5人までしか雇えないのでどこにどの武将を配置するかは重要です。次に攻める国の隣に移動させるのはもちろんですが、作戦が高い黒田如水真田昌幸を配置しておけば兵0でも力攻めで1とかしか城塞値が減らないので、防衛のための配置も重要です(ちなみに兵0だと討ち死にすることがあるので兵1がオススメです。如水は戦闘が低く籠城中に兵が減りやすいので兵2の方がさらに安心です)。1年の最後の移動は、雪で東北と北陸は移動できないのと、城の強化(城塞値を上げたい国に政治の高い武将を移動させる)や経略(経略したい国やその隣に移動させる)を考慮する場合もあります。つながっている範囲でしか移動できません。

【戦】
兵1あたり2金かかります。1年に3回しか戦をしかけられないのでどこを攻めるかの選択は重要です。1年の最後の戦は移動と同じく雪で東北と北陸は戦ができません。攻められた場合、隣の国にいる武将は援軍に行くことができます。
これは非常に重要な豆知識ですが、敵は武将全員の兵士数が2以上にならないと攻めてきません(ただし、2ヵ国以上持ちの敵の場合、別の領国に兵1以下の武将がいても、兵2以上の武将しかいない国があれば、その国からは攻めてきます)。なので、徳川、織田、毛利など武将が多く石高がそれほど高くない大名は、兵1以下の武将がいることが多いのでめったに他国を攻めません。

【政略-寝返り】
1回に5金かかります。武将の能力値が表示されないゲームですが攻城戦、籠城戦、野戦などで能力は非常に重要なので、能力の高い武将を引き抜くのは非常に重要です。
野戦で勝ち続けると大名のカリスマが上がって寝返らせやすくなりますが、カリスマ0のままでもそれなりに寝返らせることは可能です。1回で寝返らなくても同じ年でも何回もやれば寝返ることがあります。同盟国に寝返りが成功すると同盟が破棄されます。

【政略-寝返りおすすめ武将】
1年目は忠誠の高い立花道雪とかでも引き抜けることがありますが、年数が経てば経つほど引き抜きにくくなる気がします。

1555年のおすすめ
鍋島直茂 作戦4 戦闘4 政治6 忠誠4
小早川隆景 作戦5 戦闘3 政治6 忠誠6
立花道雪 作戦6 戦闘4 政治5 忠誠7 兵士数12
吉川元春 作戦4 戦闘6 戦闘2 忠誠6
本多忠勝 作戦3 戦闘6 政治2 忠誠6
伊達成実 作戦3 戦闘5 政治2 忠誠4
陶晴賢 作戦2 戦闘4 政治3 忠誠2 兵士数14

1556年以降のおすすめ
真田昌幸 作戦6 戦闘6 政治5 忠誠3

1557年以降のおすすめ
黒田如水 作戦7 戦闘2 政治5 忠誠4
明智光秀 作戦4 戦闘5 政治6 忠誠2

後半は斎藤道三の配下武将が寝返らせやすく斎藤義龍以外はそこそこ優秀なのでおすすめです。

【政略-寝返りによる無料偵察】
寝返りコマンドを使えば無料で敵の武将と兵士数が見られるというのも地味に大きいです。自国の武将がマックス(大名を含め6人)だったり所持金が4金以下だと寝返りコマンド自体が使えず無料偵察ができません。大名の兵士数がわかりませんがある程度推測できます。コンピューターは大名が徴兵により兵士数3になると次の武将が徴兵しその武将も3になると次の武将が徴兵します。なので、例えば配下武将が一人でその兵士数が0であれば大名の兵士数は0~3の可能性が高いです。

【政略-降伏】
1573年以降なら敵国を降伏させることができるようになります。全ての国を攻略するか降伏させればこのゲームはクリアとなるので、降伏は重要です。もう一つ大きなメリットが、大名が参戦している時だけですが、野戦時に降伏大名が援軍に来ることです。何人も援軍に来れば敵の兵も武将も次々と討ち取っていきます。なお、降伏大名が敵の同盟相手の場合は援軍に来てくれません。また、降伏大名の国を通過して攻め込んだり移動することができます。自分より低い官位の大名しか降伏しません(降伏した後に官位が逆転しても謀反を起こすとは限りません)。既に誰かに降伏している大名や誰かを降伏させている大名に降伏勧告しても成功しません。一度拒否されるとその年は成功しないので次の年まで待ちましょう。
ただ、降伏させても謀反を起こして独立することがよくあります。まれに降伏大名が不手際を起こすイベントが発生します。取りつぶしに成功すれば自分の国になり大名が在野武将となります。たまに取りつぶしに失敗することがありますが、その場合は謀反を起こされて降伏大名ではなくなります。

【政略-官位】
山城を支配していると政略フェーズの最初に自分や他の大名に官位を与えられます。また山城を支配する大名と同盟を結ぶと官位を与えてくれます。官位が高い降伏大名ほど謀反を起こしにくいですが、降伏させて1年後にしか官位を与えられないので、その間に謀反を起こされることもしばしばです。官位を持った大名Aが謀反を起こすと、他の降伏大名のうち官位の低い大名や官位のない大名がこぞって謀反を起こして大名Aに降伏してしまうことがあるので、私は敵大名に官位を与えない方がいいと思っています。

【政略-官位を下げる】
裏技チックですが既に官位を持っている大名に対して、一度上の官位を選んでから下げると以前より低い官位や官位なしにすることができます。ただし、同時に2人以上に与えられる官位は上限の人数まで与えていないと官位を下げられませんので、一旦1人しかなれない左大臣か右大臣、近衛大将近衛中将に決定してから官位なしに下げるといいです。官位ごとの上限人数は次項の通りです。

【政略-官位ごとの上限人数】
官位によって同時に与えられる上限人数が決まっています。以下の通りです。
たくみのかみ4人
ずしょのかみ4人
くだいしょうゆう3人
おおくらしょうゆう3人
ぎょうぶしょうゆう3人
じぶしょうゆう3人
しきぶしょうゆう3人
なかつかさしょうゆう3人
だんじょうしょうひつ2人
このえしょうしょう2人
くだいだゆう2人
おおくらだゆう2人
ぎょうぶだゆう2人
じぶだゆう2人
しきぶだゆう2人
なかつかさだゆう2人
このえちゅうじょう1人
くだいきょう2人
おおくらきょう2人
ぎょうぶきょう2人
じぶきょう2人
なかつかさきょう2人
さんぎ3人
このえだいしょう1人
ちゅうなごん3人
だいなごん2人
うだいじん1人
さだいじん1人
ないだいじん1人
だじょうだいじん1人

【政略-政略結婚】
政略結婚を結べば攻められにくくなるので村上など弱小大名の時は使うのもありです。また、1573年までに山城をとれなさそうな時は、山城を支配する大名と政略結婚を結んで官位をもらっておけば、官位の低い大名を降伏させられる可能性が出てきます。相手国も同盟を望んでいても妹が「おにーちゃん、やーよ」と拒否することがありますが、同じ年にもう一度やれば成功することもあります。同盟国を攻めるとカリスマが下がります。同盟国に降伏勧告を行ったり寝返りが成功すると同盟が破棄されます。

【政略-謀反】
降伏していると経略や戦争ができませんが謀反を起こして独立すれば可能になります。降伏することのメリットは、盟主大名が攻めてこないこと、野戦の際に盟主大名が援軍に来てくれることがあること、盟主大名が経略で石高を上げてくれることがあることです。徳川は今川に降伏した状態から始まります。

【政略-忍者】
忍者は100金かかる割に効果は低いので私はほとんど使いません。失敗して自分の評判(たぶんカリスマ)が下がることも多いです。成功すると、評判を下げる、他の大名との同盟を破棄させる、兵を減らす、金を浪費させる、鉄砲庫を爆破する(鉄砲を減らす)、領地を荒らす(石高を下げる)、他の大名に矛先を向けさせる、大名を暗殺するなどの効果があります。他の大名に矛先を向けさせるというのは、このゲームには表示されませんが同盟と降伏以外に敵対大名という要素があるようですので、そこにリストアップされるということかと思います。

【軍備-俸禄】
家臣の俸禄を上げると下剋上(謀反)や出奔、引き抜かれる可能性が下がります。めったに起こらないので序盤は上げなくていいですが、下剋上が起きたら即ゲームオーバーなので、お金に余裕が出てきたら9まで上げておきましょう。

【軍備-家臣を雇う】
最初から真田昌幸が仕官することもありますので、お金に余裕があるなら毎年俸禄9でトライしましょう。お金が無い時も俸禄1でダメ元でトライしましょう。

【軍備-兵を雇う】
兵1を雇うのに4金かかります。雇いすぎると次の年に金欠で困るので気をつけましょう。配下武将に対する俸禄額や翌年の戦争や寝返り、徴兵にいくら費やすか、開墾にいくらお金を残すかによりますが、「総石高÷10=総兵士数」が簡易の目安として使えます。隠しコマンドとして再編成があり、スタートボタンを押すと無料で武将ごとの兵の割り振りを変更できます。

【軍備-城の強化】
城塞値を1~9上げます。城塞値20までは1上げるのに20金-政治力(政治7なら13金)かかります。各武将は自分のいる国の城しか強化できません。攻略した後の城塞値は10しかなく力攻め2回で落とされてしまう恐れがあるので、1だけでも上げておくと少し安心です。

【軍備-鉄砲の購入】
和泉も九州も領有していないと1丁購入するのに30金かかりますが、和泉を領有していると20金、近江を領有していると22金、九州の国を領有していると26金で済みます。最高は120丁ですが野戦で負けると無情にも1丁とか2丁とかに激減します。1回の野戦で1回しか使えないし、雨では使えないし、負けると激減するので、私はめったに買いません。

【偵察】
どのフェーズでもセレクトボタンを押すと自分の国や敵国を偵察できます。敵国の場合は敵大名の政治力+1のお金がかかりますが、降伏大名は無料で見ることができます。私は禁じ手にしていますが、裏技として戦争フェーズに敵国を偵察した後、戦争を選択し最後の確認の質問でキャンセルすると、戦争の費用と一緒に偵察の費用が戻ってきます。