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ファミコン「不如帰(ほととぎす)」攻略4~戦術編

最後は戦の攻略法です。信長の野望のようなHEX戦ではないため短時間で終わりますが緊張感があり面白いです。シンプルではありますが、実際の戦争で総大将が軍の細かい動きまで采配できるものではなく意外とリアルなのかもしれません。まずは野戦から解説します。
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【野戦の基本】
野戦での敵や味方の兵の減りやすさは、兵士数、武将の戦闘能力、兵質、+αで決まりますが、乱数要素があるため同じ相手でも勝ったり負けたりします。+αには降伏大名の援軍、作戦、鉄砲、意見などがあります。攻城戦、籠城戦もそうですが、兵が0の武将は討ち死にすることがあるので、死なせたくない場合は兵を1以上にしておいた方がいいです。

【士気】
このゲームの特殊な所として士気があります。兵の数や増減では優勢でも士気が先になくなると負けになります。兵が減ると士気が減るため負けている方が士気も先になくなることが多いですが、陣形が包囲だと敵の士気を多めに減らせるため、中盤以降は包囲を選ぶと勝率が上がります。

【野戦の勝敗条件】
・兵士数がゼロになる。
・士気がゼロになる。
・包囲で正面と参戦していない武将の兵士数の合計がゼロになる。
・退却する。
・総大将が討ち死にする。

【作戦の基本】
突撃が基本ですが、中盤以降など敵が強い場合は包囲にして士気で勝てるようにする必要があります。勝ち目が無さそうな時はダメ元で奇襲してみましょう。挟み撃ちも奇襲ほどではありませんが失敗することも多いギャンブル的な作戦です。

【作戦-突撃】
小細工なく武将を一人ずつ繰り出す堅実な作戦。挟み撃ちは別動隊が間に合わないリスクがあり、包囲は武将数と兵士数が多くないとあまり有効でなく、奇襲は失敗の可能性が高く失敗すると士気が大幅に減るので、突撃が基本です。

【作戦-挟み撃ち】
別動隊が来ると士気が上がり相手の兵や武将に数ターン損害を与えることができますが、総大将や別動隊の武将の作戦能力が低い場合は別動隊が現れる前に戦闘が終わることもしばしばです。序盤で黒田如水竹中半兵衛がいる時は、作戦能力が高くて戦闘能力が低く突撃ではあまり役に立たないので、私は兵を少しだけ預けて挟み撃ちをします。ただ、兵0の別動隊による挟み撃ちが成功してもあまり敵に損害を与えられない気がします。別動隊が強ければ強いほど効果が大きいと思われますが、そんなに強いなら突撃の方が確実ですし悩ましいところです。

【作戦-包囲】
毎ターン相手の士気を多めに減らすことができますが、兵士数や戦闘能力の低い武将がいると先に士気が減って負けることもしばしばです。序盤の武将や兵が少ない時はあまり使いませんが、中盤以降、敵の兵が増えてくると士気で負けないように包囲を選ぶと勝率が上がります。敵が強い場合は後詰めで士気を上げられるように武将を4人以上にするとさらに勝率が上がります。武将2人でも包囲できますが、3人以上の場合は右備えと左備えと中央の3人が最初から前面に出ます。中央の兵が0になると負けになります。

【作戦-奇襲】
成功するとしばらく一方的に攻撃できます。1ターンで終わることもあれば敵の士気がなくなるまで続くこともあります。総大将の作戦能力が高く雨の時は成功率が上がります。成功率は低いので奇襲しか勝ち目がない時以外は選ぶべきではありません。

【敵の作戦】
敵の武将が1人の場合、突撃してくることが多いですが、兵がこちらの半分以下で7以下の時は奇襲してきます。ただし、向こうから攻めてきた場合やこちらが奇襲の場合は突撃してきます。
敵の武将が2人の場合は包囲してきます。
敵の武将が3人以上の場合は基本的に包囲してきますが、総大将が作戦5以上で兵士数がこちらと同数以下なら挟み撃ちをしてきます。
ただ、時々敵の武将が2人以上なのに突撃や奇襲してくるパターンの回があって、リセットするまではそのパターンのままのことがあります。
奇襲の成否は総大将の作戦能力によるというのが公式情報だったと思いますが、敵の奇襲の成功率は味方の総大将の戦闘能力によると思います。大名の能力を作戦5、戦闘0にした時の敵の奇襲成功率が50%を超えたのが根拠です。

【見守る】
何もしないで戦況を見守ります。意見を選んだ方が得ですが、早く進めたい時はこちらの方がいいです。

【後詰め】
戦闘に参加していない武将を前線に繰り出します。士気が上がります。士気が減ってきてからやりたいですが、前線の兵が少ないと兵が減って結果的に士気も下がるので、前線の兵が十分に多い場合以外は早めに繰り出した方がいいです。戦闘が低い武将や兵の少ない武将は早めに繰り出すと兵が減って士気が減るので、遅めに繰り出した方がいいです。後詰めに出す前の武将は意見を出すことがあるので、黒田如水竹中半兵衛など作戦能力が高く戦闘能力の低い武将は、意見要員として後詰めに出さないという手もあります。

【鉄砲】
1回の野戦で1ターンしか使えませんし雨の時は使えません。4丁以上なければ効果がないようです。高価ですが負けると激減しますし、私は兵を雇うのにお金を使った方がいいと思います。

【意見】
総大将か後詰めに出る前の武将に意見を聞くと何か意見を出すことがあります。意見を取り入れないことも可能ですが取り入れた方が戦況が有利になる場合が多いです。作戦能力が高いほど効果的な意見を出します。参戦中の武将に意見を求めても「今は命のやりとりの最中ぞ!何を今さら…!」と怒られるだけです。作戦能力7でも意見を出す確率は数%くらいだと思います。

【意見の具体例】
総大将の場合
敵の本陣を発見!自分で切り込むか?
→総大将が参戦していない場合、後詰めとして前線に出ます。効果を感じたことはあまりありません。
新しい陣形を考え出した。
→敵の兵が大きく減ることが多いですが、たまに味方が大きく減ることがあります。
新しい戦法を考え出した。
→鉄砲があれば鉄砲を撃つ。その場合の効果は鉄砲の数による?鉄砲がなければ鉄砲のアニメーションはなく敵の兵が大きく減ることが多いです。
何も考え出せなかった…。
→意見なし

総大将以外の場合
少人数の部隊で敵の後ろを脅かしましょう。
→敵の兵が減ることが多い気がします。
敵の先陣を引き寄せ取り囲んで攻撃しては?
→敵の兵が減ることが多い気がします。
今こそ部隊を割いて敵の横を攻撃しては?
→敵の兵が減ることもありますがそうでないこともある気がします。
今さら軍議もありますまい。兵たちの戦ぶりを信じるのみでござる。
→意見なし

敵にやられた場合
敵は我が軍の横を攻撃し始めました。
→自分の兵が減ることもありますがそうでないこともある気がします。
我が軍の先陣が飛び出しすぎております!危険でござるぞ!
→自分の兵が減ることが多い気がします。
我が軍の輸送部隊が敵に攻撃されております。
→自分の兵が減ることが多い気がします。

【退却】
勝ち目がない時は早めに退却した方が兵の損失が最小限で済みます。退却したターンは兵が減りやすく、相手の兵は減らないようになっています。2ヵ国以上を支配している場合は籠城のほか隣国への退却も可能ですが、国は選べません。籠城した場合は落城するとゲームオーバーなので、城塞値が低い場合は隣国へ退却しましょう。城塞値より兵が多い状態で籠城すると兵が城塞値まで減ります。

【敵の退却】
複数国持ちの敵が退却した場合、籠城したのか退却したのか必ず確認しましょう。退却した場合は空城なので、城塞値が減りやすいです。籠城した場合、敵の総大将の能力が高いと城塞値がなかなか減りませんが、落城させれば籠城した武将を全員討ち死にまたは下野させられるので、複数国持ちの大名の武将全員を一網打尽にすれば一気に全部の国を奪うことができます。大名がいる場合は退却することが多いですが、大名がいない場合は籠城します。籠城すると城塞値と同数まで兵が減るので、敵兵が多い場合も一気に激減させることができます。

【攻め込んで野戦になるか籠城するか】
野戦に勝つとカリスマが上がるため序盤は野戦に応じてほしい場合もあります。特に敵大名の兵が0で配下武将に兵がいて包囲してくる場合は1ターン目で敵の中心部隊を撃破して勝てるのでおいしいです。ただ、籠城してくれた方が兵の損失がありませんし、敵が複数国持ちの場合は籠城させて落城させて敵の武将が誰もいなくなれば一気に全部の国を奪えます。複数国持ちで隣の国に武将がいれば必ず援軍に来ますが隣以外に武将がいれば援軍に来ないため、大名を倒しても生き残った武将が後を継いでしまいます。

【攻め込んで野戦になる条件】
敵兵0なら籠城、敵兵1以上で下記のいずれかの場合は野戦になる。
・城塞値が3以下
・城塞値より敵兵が多い
・敵の兵士数が味方以上
・総大将の作戦能力+参加武将全員の戦闘能力の合計が敵を下回っている

【攻城戦-兵糧攻め
1~6しか城塞値が減りませんが兵が減らないため、序盤は多用します。お互いの総大将の政治能力によって効果が決まります。年数が経つと敵の政治が高くても6減ったりして兵糧攻めの効果が上がるような気がします。

【攻城戦-力攻め】
兵が減りますが、全武将の兵が0になるまで毎ターン1~5の城塞値を減らすことができるので、中盤以降は力攻めが中心になります。お互いの総大将の作戦能力によって効果が決まります。武将の数が多いほど一武将あたりの兵の損失が少なくなるため、作戦能力7か6の総大将に大軍を預けて兵1の武将何人かと一緒に力攻めをするのが効率的です。兵1の武将はいずれ討ち死にするので寝返らせやすい斎藤家の武将などを補充しましょう。攻城戦での兵の減りやすさと討ち死にしやすさは運(という武将能力)に依存するようです。

【攻城戦-使いを送る】
成功すると城が手に入りますが、成功率は高くないので私は基本的に使いません。複数国持ちの大名に対してしか成功しません。私の経験上野戦なしで籠城した場合に成功したことがありませんが、野戦の後に籠城した場合と退却した場合には成功したことがあります。城塞値が高いほど成功しにくい印象ですが城塞値20越えの城でも成功することがあります。力攻めや兵糧攻めで落城させた場合は城塞値が10になりますが、使いが成功した場合はそのままです。ちなみに敵同士の場合は簡単に成功します。
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【籠城と兵士数】
城塞値より守備側の兵士数が多い場合は籠城できず一旦野戦になります。野戦に負けたり退却すると籠城できますが、城塞値と同数まで兵士数が減ります。さらに力攻めや兵糧攻めにより城塞値が下がるとその値まで兵士数も減ります。

【籠城戦-力攻め】
兵の減りやすさは戦闘(という武将能力)に依存します。城塞値の減りやすさはお互いの総大将の作戦能力に依存します。攻城戦なら兵が1しかなくても必ず城塞値を1以上減らせますが、籠城戦の場合は敵の兵士数が少ない時は城塞値が減りません。具体的には、兵4の武将1人や兵3と兵2の武将2人で攻めてきた場合は城塞値が減りませんので、野戦をせずに籠城して大丈夫です。