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ファミコン「ナムコ三国志Ⅱ 覇王の大陸」攻略

中原の覇者の続編です。前作も良作でしたが、こちらも面白い作品です。

基本的には前作のシステムを引き継いでいますが、いろいろと要素が追加されています。進化したと言えますが、シンプルな前作の方が良かったという人もいるかと思います。

【難易度が下がった部分】
前作より難易度が上がったか下がったかは微妙なところです。簡単になった部分としては
・出陣にお金がかからない
前作は兵士1000人あたり金200もかかったため、大軍団で連続で攻めるのは金銭的に難しかったですが、この作品では大軍団で攻め続けることが可能です。ただ、兵糧の要素が加わったので、大軍で長戦を続けると兵糧が不足することがあります。

・引き抜きができる
189年開始のため董卓配下に呂布がいますが、光栄作品と同様、ゲーム開始直後に呂布を引き抜くことができます。

・引き抜きコマンドで武将情報を偵察できる
引き抜きコマンドで命令書もお金もかけずに全ての敵国の武将の能力を見ることができます。

・空白地を簡単に支配できる
空白地があり、武将を移動させるだけでその国が手に入るようになりました。命令書の数は国の数に依存するので、国をたくさん支配すればたくさん行動ができるようになります。空白地に隣接する敵国を攻めた時に、武将の一部を空白地に退却させると命令書を節約できます。

・偽撃転殺で城内の総大将の兵を減らすことができる
これが最も大きいと思いますが、前作では城にいる武将に計略が効かず、城に隣接する山に敵がいる場合のみ、共殺の計で兵を減らすことができただけでしたが、この作品では城の隣から偽撃転殺で兵を減らすことができるので、城に猛将がいても簡単に倒せるようになりました。

【難易度が上がった部分】
逆に難しくなった部分としては
・君主を倒してもその国しか手に入らない
前作は君主さえ倒せばその支配国が全て手に入りましたが、この作品ではその国しか手に入らず、他の国は後継者が承継します。これによって、クリアするのにかかる時間は長くなったと思います。

・忠誠の低い武将は引き抜かれる
前作では戦場で知力の高い武将に不用意に近づいて籠絡の計をされない限り、配下武将に裏切られることがなかったので、忠誠が低くても気にせず使えましたが、この作品ではコンピューターも引き抜きをしてくるので、呂布や降伏させた武将の忠誠が低いままだといずれ引き抜きにあいます。ただ、忠誠は少しずつしか上がらないので、私は引き抜かれたら仕方ないと割り切って忠誠は放置しています。

・兵のHPが武将の体力ではなく兵士数になった
前作では兵士100人が1ユニットで、各ユニットのHPには武将の体力が使われており、攻撃を受けてHPが減っても、ゼロにならない限りは次の戦闘でまた武将の体力値までHPが回復する仕様になっていましたが、この作品では、普通に兵士数がユニットのHPになっているため、攻撃を受けたら受けただけ兵が減ってしまい、一人の猛将だけで敵を倒し続けるのが難しくなりました。

総合的に考えると、城攻めが楽になった分、難易度は下がったが、君主を倒しても支配国全部が手に入らなくなった分、クリアまでの所要時間は長くなったというのが私の印象です。ちなみに董卓でレベル3(最難)でやるとクリアに5か月くらいかかります。

【敵将の降伏】
前作に引き続き戦場での機動力は武将の数に依存するので、武将の数は重要です。前作では君主さえ倒せば配下武将が全員手に入ったので、序盤以外は武将の数に困ることがありませんでしたが、この作品では戦場で降伏させないと武将が足りなくなります。前作同様、敵将の体力を減らした後に兵で包囲すると降伏します。降伏させるための機能がいくつか追加されているので、うまくやれば前作より降伏させやすいですが、包囲してから降伏するまでにかかる時間は前作より延びたので、コツをつかむまでは前作より難しいと感じるかもしれません。

【降伏させるコツ】
・各兵への指示を「包囲」にする
「前進」を指示すると、前に進みながら敵兵や敵将を攻撃しますが、「包囲」の場合は敵将に攻撃をしません。

・レベルの高い武将を使う
前作は武将の武力によって、弓兵、騎馬、歩兵の配分が決まっていましたが、この作品では武将のレベルが上がると騎馬が多くなります。包囲するには騎馬が多い方がいいので、レベルの高い武将で攻撃しましょう。

・知力が高めの武将で「戦術」の「呪縛」を使う
武将ユニットは「戦術」が使えますが、戦術のうち「呪縛」を使って成功すると敵将がしばらくその場で動けなくなるので、その間に包囲しやすくなります。呪縛を使える回数は知力に依存するので、猪武者より知力が高めの武将を使うか、学問所で知力を上げた方がいいです。

・計略で兵を減らしすぎない
火計等の計略である程度敵兵を減らすのが基本ですが、減りすぎて丸裸にすると敵将が退却しやすくなるので、200~300人くらい残しておくといいです。

・一番左の陣形を選ぶ
一番左の陣形は騎馬が下側に集中しており、敵兵を無視して一直線に敵将に向かいやすいです。なお、一騎打ちしたい時は左から2番目の陣形にすると、こちらの武将の前に邪魔な自軍の兵がいないので、一直線に敵将に向かいやすいです。ガチンコで野戦で戦う時は一番右の魚鱗の陣がいいです。


【計略】
縦に5マス以内かつ横に5マス以内の敵に計略を行うことができますが、計略によって地形などの条件があります。平野か林にいる敵に使える火計(消費機動力6)が基本です。山の敵に対しては要撃(消費機動力6)を使いますが、武力が低いと効果が低いので、武力の低い知将は火計優先です。城内の敵に対しては、城の隣から偽撃転殺(消費機動力8)をすれば兵を減らせます。計略に成功すると経験値が増えてレベルが上がります。知力の高い武将はレベルが上がるとドラクエのように新しい計略を使えるようになります。

【一騎打ち】
忠誠が低い武将で一騎打ちをすると裏切られることがあります。君主を一騎打ちで倒すとレアな武器や防具が入手できることがあります。武器や防具は、武力には影響しませんが、一騎打ちの攻撃力や防御力、すばやさに影響します。

【平軍・山軍・水軍】
前作は山軍が最強で平軍はイマイチでしたが、この作品では得意地形で戦っても岩などの障害物の上を移動できるというメリットしか無いので、あまり差はありません。平軍の方が平野、林、川、村での消費機動力が山軍より少ないので、平軍が最も使いやすいです。兵が600人未満だと消費機動力が小さいので、平軍の知将の兵を600人未満にして計略要員とするのがオススメです。

【情報集め】
前作同様、在野武将の登用やお金を増やすには知力や人徳の高い武将に情報集めをさせます。前作は情報集めに行かせると翌月まで帰ってこなかったので、同じ武将に1回しか命令できませんでしたし、情報集め中に攻められるとその武将は戦闘に参加できませんでしたが、この作品では情報集めをするとすぐ結果が出るので使い勝手が良くなりました。

【内政】
前作も私は内政をしませんでしたが、反乱を防ぐために民衆にお金を与えることがありました。この作品では統治度が上がりにくいので、私は全く内政をしません。

【病院】
体力が減った場合は病院で回復させることができますが、戦場の村にたまに病院があるので、そこで回復させれば命令書を節約できます。前作と違い体力が低いままでも一騎打ちをしない限り戦闘に支障はないので、病院がある戦場が見つかるまでけがは放置しておいていいです。

【縛りプレイ】
前作同様、コツさえつかめば難易度は高くないので、何らかの縛りをつけた方が面白いかもしれません。偽撃転殺を使うと簡単すぎるので、私は偽撃転殺抜きでプレイしましたが、難易度が高い馬騰でレベル3(最難)でも2年以内にクリアできます。